なぜ冷房には「A/Cボタン」が必要なのか?送風との違いと「つけっぱなし」が正解な理由| MOBILY

こんにちは!株式会社MOBILY(モービリー)です。
車のエアコンパネルの真ん中あたりにある「A/C」というボタン。
夏になると当たり前のようにONにしているけれど、実は何のためのスイッチなのか、詳しく考えたことはない…という方も多いのではないでしょうか。
「風量ダイヤルを回せば風が出るのに、なぜわざわざA/Cボタンを押す必要があるの?」
「そもそも、このボタンはずっとONのままでいいの?こまめに切った方がいいの?」

今回は、そんな素朴な疑問にお答えすべく、「送風」と「冷房」の決定的な違いと、A/Cボタンのかしこい使い方について、
車の空調の仕組みを知り尽くした私たちMOBILYがわかりやすく解説します。
A/Cボタンとは?実は「冷房を作るスイッチ」
A/CボタンがOFFの時は、ただの「扇風機」。
A/Cは「Air Conditioning(エア・コンディショニング)」の略です。
車に乗って風量ダイヤルを回す(または風量ボタンを押す)と風が出てきますが、実はA/Cボタンが「OFF」のままでは、ただの「扇風機」と同じ状態です。これを「送風」と呼びます。
外の空気や車内の空気を、そのままファンで回して顔に当てているだけなので、真夏であれば生ぬるい風しか出てきません。
この生ぬるい風を「冷たい風」に変える魔法のスイッチこそが、A/Cボタンなのです。
A/Cボタンを押すと車の中で何が起きるのか
前回のコラムで、カーエアコンは「エアコンガス」を循環させて車内の熱を外に捨てている、というお話をしました。
A/Cボタンは、まさにそのガスを循環させる心臓部である「コンプレッサー(圧縮機)」の起動スイッチなのです。

A/Cボタンをポチッと押すと、エンジンルームにあるコンプレッサーが密かに働き始めます。
(一昔前の車はカチッと大きな音が鳴りましたが、最近の車は非常に静かに作動します)。
これにより、冷媒ガスがシステム内を巡り始め、エバポレーターという部品がキンキンに氷のように冷やされます。
具体的には温度が「1度」になるように設定されています。
なぜなら、それ以上冷やすとエバポレーターが凍りついてしまい、風がでてこなくなってしまうからです。
そこへ先ほどの「扇風機の風」が当たることで、初めて冷たい風が吹き出し口から出てくるという仕組みです。
つまり、A/CボタンがOFFのままでは、どれだけ風を強くしてもコンプレッサーは眠ったままなので、いつまで経っても冷房にはならないのです。
A/Cボタンはつけっぱなしが良い?それとも消すべき?
ここでよくあるのが、「冷房が必要ない時は、こまめにA/Cボタンを切ったほうがいいの?」という疑問です。
結論から言うと、私たち空調のプロとしては
- 「基本的にA/CボタンはONのまま(オートエアコンにお任せ)」または
- 「冷房を使わない季節でも、定期的にONにして作動させる」ことを強くおすすめしています。
その理由は大きく分けて2つあります。
冬でもA/CボタンをONにしておくべき2つの理由
理由1: 強力な「除湿」効果で視界をクリアに保つため
A/Cボタンには、空気を冷やすこと以外にもう一つ「除湿」という非常に重要な役割があります。
エアコンの内部にあるエバポレーターで空気を冷やす過程で、空気中の水分が取り除かれ、車外へ排出されます。
これによって車内の湿度が下がり、空気がカラッとした状態になるのです。
実は暖房しながら除湿ができるのは車のエアコンならではの特徴です。
そのため、冬でもA/CボタンをONにしておくことが重要です。
雨の日など車内の湿度が高くて窓ガラスが曇ってしまった時、A/CボタンをONにするとあっという間に曇りが取れるのはこのためです。
視界を確保するという意味でも、A/Cによる除湿は安全運転に欠かせない機能といえるでしょう。
理由2: エアコンシステム内部の「潤滑」と「ガス漏れ防止」のため
実はこれが、車を長持ちさせるための最大の理由です。
エアコンの配管内には、ガスと一緒に「コンプレッサーオイル」という潤滑油が巡っています。
長期間A/CボタンをOFFにしたまま放置すると、このオイルが循環せず、システム内部の金属部品がサビやすくなったり、配管のつなぎ目にあるゴムパッキン(Oリング)が乾燥してカチカチに硬化してしまいます。
パッキンが硬化してヒビ割れると、そこからエアコンガスが少しずつ漏れ出し、いざ夏に冷房を使おうとした時に「全く冷えない!」というトラブルを引き起こす大きな原因になるのです。
適度にA/Cを稼働させてオイルを循環させることは、エアコンの寿命を延ばす最高のメンテナンスになります。
【プロの現場を支える】MOBILYのエアコンソリューション
いかがでしたか?
A/Cボタンは、快適な温度と湿度を作り出すだけでなく、エアコンシステム自体の健康を保つためにも非常に重要なスイッチでした。
株式会社MOBILY( https://n-mobily.com/ )では、コンプレッサーの動きを滑らかにしてエアコンの効きを改善し、内部の部品を保護する高品質なコンプレッサーオイル(PAG/POEオイル)や、硬化したゴムパッキンを復活させて微小なガス漏れを止めるプロ仕様の添加剤などを多数取り扱っております。
「そういえば、ずっとA/Cボタンを切っていたな」
「最近、エアコンの効きが落ちてきた気がする」
というカーオーナー様は、オイル不足やガス漏れのサインかもしれません。
ぜひお近くの信頼できる整備工場へご相談ください。
そして整備工場の皆様、確実なエアコンメンテナンスと予防整備の際には、ぜひMOBILYのプロユースケミカルをご活用ください。
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